◆死亡労働災害防止対策の徹底についての要請◆

　伊勢労働基準監督署の管内（伊勢市・鳥羽市・志摩市・度会郡）においては、本年7月に入り、管内で労働災害により2人の方が亡くなられたことをうけ、管内の関係する業種の団体などに対し、死亡労働災害防止対策の徹底について、特に留意いただきたい事項を下記のとおり取りまとめ、令和6年8月6日付けで要請を実施しました。

　なお、リスクアセスメントについては、リーフレットの内容を参考にしていただくとともに、リスクアセスメントの実施支援システムなどの利用もご検討ください。

記

1．作業を始める前に、作業計画・作業標準・作業指示書・マニュアルなどにより、労働者が安全に作業するための手順を明確にし、各労働者に伝達すること。

2．当該作業計画等の作成については、リスクアセスメントの手法を用いることで、作業に関するそれぞれのリスクを正しく把握したうえで、特に死亡災害などの許容できないリスクについては、あらかじめ適正な対策を講じたうえで作業を実施させること。

3．雇入れ時教育を徹底するなど、効果的な安全衛生教育を実施し、労働者が安全に作業を実施するための手順を理解し、確実に実施される体制を構築することとしてください。